2014年シーズンをもってコーチ人生に幕をおろすことにした。

自ら主体的にくだした結論ではないだけに、 いろいろ複雑な思いもあったが、いまはこんな気持ちでいる。 

「すべては自分自身の言動が引き起こしたこととして真摯に受け止めたい。」

昨シーズンを振り返った時、いくつか思い当たるふしがある。だから、この結果をちゃんと受け止めないと、 いろんなものが前に進んでいかないと思った。

もちろん、そんなにできた人間でもないから、心底こう思えるのには半日くらい時間を要したが、すぐに気持ちは前に向いた。 

その過程において、こんな言葉を思い出した。 尊敬する先輩がよく口にする言葉だ。

「始まり」があるということは、必ず「終わり」がくるということ。 そして、「終わり」というのは、予期せぬ時にやってくる。 だからこそ、一瞬一瞬を大切に、悔いのないように、死に物狂いで取り組まなければいけない。

分かっているつもりはいたけれど、結局こういうことなんだと身にしみて感じた。 

思い返せば、9年前にコーチの道に進んだ。あらためて、なんでコーチになったのかを思い出してみた。
いろいろあるが、どれもあんまりしっくりこないなか、
現役時代の以下のような出来事が突き動かしたような気がする。

◯入部後3年間にわたり鳴かず飛ばずだった自分に対し、
コーチ陣は見捨てることなく、我慢強く、つき合ってくれたこと。

◯オフェンスラインというポジションで花が咲かなかった時代、
別ポジションに適性があると言い出し、逃げようとした自分に対し、
厳しく&優しく向き合ってくれたこと。

◯ようやくスターターになったシーズン、
負傷により戦列を離れ、復帰第一戦となる重要な鹿島戦前日に、
「明日は勢いが大事や、お前にはそれができる、思い切りプレーしてこい!」
という言葉とともに再度チャンスをくれたこと。

◯「笛がなるまで、しつこく、いやらしくプレーすること」に拘り続けた自分を
先輩やコーチ陣が評価してくれ、それが自信となり一皮むけるキッカケとなった。
また、そのおかげで、チーム内で、自分のスタイルが確立できた。 

◯現役時代の後半、後輩の面倒をみる立場役割を与えてくれ、
その経験を通して、コーチの疑似体験が積め、面白みを感じれたこと。

◯現役最後のライスボウルにて、
自分の得意なプルアウトブロックを活かすプレーを再三コールしてくれた。
現役9年間を労ってくれてるように感じ涙しながらプレーしたこと。 

振り返れば、コーチが常に節目節目で関わってきてくれたんだとつくづく思う。 

じゃあ、果たして自分はどうやったんだろう・・? 

ここにすべての答えがあるような気がする。

これまで18年間にわたり、「仕事」と「アメフト」の二足の草鞋でやってきたが、
これからは一足、しっかり地面を踏みしめて歩いていきたい。

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