今日、カリフォルニアから待望のものが届いた。

アメリカ西海岸を彷彿させるかのような鮮やかなブルーのポロシャツだ。

ちなみに、西海岸へはいまだ行ったことはない。。。

 

自分のものではない。義父へのプレゼントである。

 

父の日のプレゼントにと考えていた。がしかし、6月8日に注文手続きを済ませたにもかかわらず、今日になってようやく到着した。

 

発注後5−6日で届くはずなのに、1週間が経っても手元に物が届かないため、再度メールの内容をよく確認してみたところ、受注生産であることが判明。説明によると、出来上がり次第5−6日で到着するとのことだった。

 

父の日はすでに終わっている。どうするものか・・と考えていた時、7月4日は義父の誕生日であることを知り、すかさず、「父の日
兼 誕生日」のプレゼントとさせてもらうことにした。

段取り不足、義父の誕生日すら覚えていない事実に対し反省しながらも、この出来事のおかげで、二度と義父の誕生日を忘れることはないと思えば、これはこれで良かった・・などと前向きに受け止めてみた。

 

それはそうと、なんで、このポロシャツにしたのか。

それにはちゃんとワケがある。

 

まず、ポロシャツであることについて。

義父は自宅の庭で家庭菜園をしているのだが、以前からその畑仕事の際に着ているポロシャツがだいぶ年季がはいってきており、これから暑い時期に突入するわけだし、何枚か着回せた方が不自由ないだろうと考えた。

 

じゃあ、たくさんある色の中で、なぜブルーにしたのか。

それは言うまでもなく、義父が無類のブルー好きだからである。以前、妻から面白いエピソードを聞いたことがある。ブルーが大好きな義父は洋服を買うにもブルーばかりを選ぶ。それに呆れた義母が義父の洋服をすべてを買うようになったらしい。それからというもの、何かをプレゼントする時にはブルーにしようと心に決めていた。

 

最後に、胸元のプリントについて。

 

 

これはアメリカ・ミネソタ州のシールである。実は、義父は外資系企業でエンジニアをやっていた。入社後ずっと国内勤務だったにもかかわらず、46歳の時に海外勤務を希望し、それが無事実現したのだ。約2年間アメリカ・ミネソタ州にて勤務されていた。妻の話によると、年齢が年齢だけに最後のチャンスかもしれないと考え自ら手を挙げたとのこと。

つまり、アメリカ・ミネソタ州は、義父にとってはもちろん、家族にとっても思い出の地なのだ。そんな懐かしい時代を思い出せるプレゼントがいいと考えた。

 

当初は、ミネソタ州ということで、NFLチーム・ミネソタバイキングスのポロシャツを検討したが、バイキングスのチームカラーがブルーでなく紫色であることと、義父が紫のポロシャツを着ている姿がまったくイメージできなかったため、いろいろネット検索を繰り返し、今回のものを見つけ出した。

 

改めて、今日届いたポロシャツを眺めながら、アメリカ製だからなのか、どことなく生地がたよりない気もするが、それも含め、なかなか気の利いたプレゼントだな・・・などと自画自賛してみた。

 

そして、こんなことも考えた。46歳というと、今の自分とほぼ同世代の頃ということになる。果たして、自分が義父の立場だったらどうしただろう・・・。

 

チャンスであるとはいえ、妻も子供2人もいて、しかも子供もまだ小さい、加えて英語も話せない時点で、未踏の地・アメリカに渡るという発想すらないように思う。義父は一体その先に何を見ていたのだろうか・・・。そんなことが疑問として残った。ぜひ機会あれば聞いてみたいものだ。

 

今はもう定年退職され、月曜から土曜までの午前中は近所の中学にてボランティア活動として数学を教えている。そこから帰ってくると、庭仕事に取り掛かる。それでも物足りないのか、太極拳、カラオケ・・・と活動的な毎日を過ごしている。

 

カラオケで思い出したが、今年の正月に家族でカラオケボックスに行った時のこと。義父は、次々に曲を入れて、一人マイクを独占し、1時間半くらいの間に10曲近くを歌いきった。どうやら、正月にカラオケに行くことを決めていたらしく、その日のためにシルバー割引を存分に活用し一人カラオケボックスに通いつめたらしい。腕前はノーコメントとしたい。。。

 

そして、歌う曲のほとんどは洋楽。古いものもあれば、最近のものまで。わざわざ歌詞カードをどこかからプリントアウトして持参してきているにもかかわらず、モニターの歌詞を見ながら、顔を真っ赤にしながら歌う姿が面白くてたまらなかった。

 

なかでも、サム・スミスのMoney on My Mindはいろんな意味で強烈でいまだ脳裏に焼きついている。たまに、仕事中にラジオから流れてきたりすると、義父を思い出し心がホッとする。

 

今思うと、アメリカ・ミネソタ勤務時代を懐かしみながら歌っていたに違いない。

 

来年の正月は、このポロシャツを着て、ミネソタ時代を思い出しながら、サム・スミスのMoney on My Mindを熱唱してもらうことにしよう。