今日はリードブロッカーの設立記念日だ。

 

ちょうど3年前の2012年12月28日に法人登記を終えた。

 

本来ならば、初心に立ち返り、清々しい気持ちになるのだろうが、自分の場合はそういうわけでもなかったりする。

 

いろんな経緯背景の中でスタートをしたため、設立当時を思い出すたびに、身の引き締まる思いになる。

まる3年という節目でもあるので、いまの気持ちを書き残しておこうと思う。

 

このリードブロッカーという会社を立ち上げる前は、6年くらいにわたり、サラリーマン時代の友人とふたりで会社経営をしていた。いわゆる共同経営というやつだ。

 

何をやっていたかと言うと、医療介護業界に特化した人材サービス、分かり易く言えば、医療機関や各種介護施設などに対する看護師やヘルパーの派遣および人材紹介サービスである。

 

事業は順調に立ち上がり、仲間も増え続け、なんとなく会社っぽくなってきたその時、リーマンショックが起きた。

 

医療介護業界という特異な業界だけあり、直接的な被害は受けなかったわけだが、被害を受けた業界外の人材プレーヤーが軒並み新規参入してきたことにより、フィーが値崩れを起こしてしまい、間接被害を受けてしまった。

 

さまざまな対応のひとつとして、人材サービス事業だけに依存するのではなく、新たな切り口として、高齢者向けのデイサービス事業も始めることにした。

 

その判断の善し悪しについて、今さら語るつもりも毛頭ない。

 

ただ、いま思えば、自分たちには実務経験がないということをきちんと理解し、顧客ニーズや現場感をつかみ取る努力、人材サービスとは異なり先行投資が必要であり様々な状況を想定した対処策が十分に練られていなかったのだろう。

 

事業所と従業員だけが増え続け、一見成長しているかのようだが、中身の伴わない膨張でしかなかった。

 

正直、明日の金を考えながら・・の状況の時もあった。

経営者としての責任・役割という名のもと、私財はもちろん注ぎ込み底をついた後は、家族や他人様に頭を下げてまわったこともあった。

徐々に自分に対して疑問を持つようになったが、これが経営者の仕事だと言い聞かせながら駆けずり回った記憶がある。

今でも思い返すことがあるが、頭を下げてまわった方々に対して、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。本当にどうかしていた。

このままでは、人間が破綻してしまうと気持ちと共同経営者であるパートナーを裏切るわけにはいかないという気持ちが揺れ動く中、数ヶ月もの間、結論を出せずにいたが、2012年11月頃、会社を飛び出し新しい会社を立ち上げる決心をした。

 

ちなみに、その会社はまだ存在しており、パートナーがひとりで経営の舵を取っている。それ以上の情報は手元にないし入手する資格すらない。

長々とだいぶ余計なことも書いてしまったが、設立記念日を迎えるたびに身の引き締まる思いになるのは、これら経緯背景があるからだ。

 

当時金策に走り回っていた頃、大切な先輩や友人にも頭を下げてまわっていたと書いたが、その方々はいまも変わらずお付き合いしてくださっている。

本当に感謝して止まない。

 

それと同時に、「お付き合いしてくださっている=信頼関係が修復できた」と勘違いしては絶対にいけないと言い聞かせている。

 

はやいもので、もう3年が経ったことになる。

 

これまでは、実務型人事コンサルティングサービスという名のもとで、さまざまな人事関連サービスを行ってきている。

リードブロッカーにおける人事とは、企業における採用と教育と呼ばれる業務領域を指している。

といっても、守備範囲は多岐にわたるが、範囲内の業務であれば、スケジュールさえ合えば、何でもかんでもやってきた過去がある。

 

今日から4年目へと突入するわけだが、企業やスポーツチームの組織力強化、人材育成というテーマに絞り取り組んでいこうと考えている。

 

大きなテーマではあるからこそ、やりがいがある。

そして、そこにこそ、自分が持ち合わせている経験やノウハウ、強み・持ち味が活かせると考えた。

そう考えたのは、今年の年始だったと思うが、尊敬する経営者が「意思決定はすべてトレードオフ」ということを教えてくれたことがキッカケ。

個人的にはこのように受け止めている。

 

何でもできるは何もできないに等しいということ、また目先の売上だけを見据えた、短期的・局所的な合理的な判断だけを繰り返すのではなく、10年先から逆算した、正しい努力を積み上げていくことが必要だと。

自分にとっての正しい努力とは、継続であり深掘り作業のことで、自分が最も苦手なことである。

結果や正解を急がず、腰を据えて、チャレンジし続けていきたい。

 

それと、このブログ。これからも書き続けていきたい。

 

ひとつは、アメフト人生の棚卸しを通して、経験を経験として放置するのではなく、じっくり思考を巡らせながら書くという作業を行うことではじめて自分のものとなるということを知った。

そして、それらが色んな場面で、ノウハウ・引き出しとして活用できるのを実感した。

あと、もうひとつは、嘘かホンマか、自分に文才があると誉めてくださる方がいるから。

豚もおだてりゃなんとか・・というが、思考のトレーニングとして取り組んでいこうと思う。

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